なぜ身辺調査が行われる?

身辺調査を依頼するクライアントは個人であったり企業や業者などさまざまで、特に最近では企業が新卒者や転職者の身辺を調査する依頼が増えています。

いわゆる雇用調査、採用調査と言われる興信所や探偵が昔から行っていた人事調査です。

最近ではインターネットの大幅な普及によって、誰もが情報を気軽に発信する時代になり、特にそういった個人の安易な情報発信が周囲の人々や社会に大きな影響を与えるようになってきています。

その中でも最近特に問題となっているのが、インターネットの個人的なサイトで社員の過去の不祥事や社内での不正行為などが発覚し炎上拡散し、その結果勤めている会社に世間に対する大きなマイナスイメージと経済的損失を与えてしまう事態が多発しているのです。

このように雇用する人材の人間性や過去の経歴のマイナスポイントが、場合によってはそのまま企業の存続に関わる要素となって行く可能性が増えてきています。

そういった危険因子を未然に発見するために、多くの企業が個人の経歴や過去などの身辺調査を行います。以前からこの身辺調査は企業の採用人事に置いて重要な部分を占めてきていたのです。

調べることの目的や事情を全て同一に考えて頭ごなしに否定されることがありますが、これらはいわゆる差別的な調査とは異なります。

その人物がどのような道を歩んできたかや現在の素行を調べるのです。

身辺調査では様々な事を調べることが出来ます

素行・評判

個人の素行を調べる身辺調査では、過去の犯罪歴や近隣住民の評判や噂、交友関係などの調査を主に行い、調査対象者の人間性などを徹底的に調べ上げるのです。

ギャンブル等の浪費癖、飲酒による粗暴癖、派手な異性関係などの悪評や実態、反社会勢力や宗教団体との関係などが判明することもあります。

このように探偵事務所の身辺調査の仕事は、企業と個人の信頼関係の構築などにも有効活用されるため、これからの個人が社会に与える影響力が大きくなる時代にますます必要になる可能性があります。

資産情報・借金関係

金融会社や債務回収業者などが債務者の資産情報やどういった職業についているのか、債務者の身辺調査を依頼するケースもよくあります。

また、行方をくらました多重債務者の住所などの捜索を依頼されることもあり、こういった多重債務者の身辺調査の依頼が増えていることで、年々債務を返せなくなる人が増えていると言う現状が垣間見えるのです。

しかし、こういった調査の対象者が全て経済的余裕が無くて返済能力も無いわけではなく、多重債務者の中には財産があるのに偽ったり、名前や経歴を詐称して借金を繰り返す債務者も存在し、身辺調査によってはそういった詐称や偽造が明るみに出ることになります。

中には他人名義で銀行口座を複数開設していたり、生活保護受給者なのに偽って借金をしていたなどの悪質なケースもあり、多重債務者の身辺調査で思わぬ違法行為が発覚するケースも多々あるのです。

婚姻歴

また、個人的な結婚詐欺師とか詐欺グループのメンバーとか犯罪の関与も身辺調査によって発覚する場合もあり、有効な手段として活用されています。ご自身を悪意から守る手段として必要とされる調査でもあるのです。

裁判で訴える際は相手の身元情報が必要になりますので、危険を感じたときは事前に調べておくことが重要になります。

仮に騙されそうだった時は、調べておいて本当に良かったと思われるでしょう。騙されてしまったのと寸前で回避できるのには雲泥の差があります。

実際に多くの人が大きな被害を被る前に調査により未然に防ぐ役割を果たしています。

更に今後、何かしらで関わりが増えるかもしれないなどの人物について、悪意の詐称の実態を解明するのもこの身辺調査で可能なのです。

身辺調査を依頼するときのポイント

依頼者には様々な目的がありますが、企業であれば就活生や取引先代表者の身辺調査、個人であれば交際相手や結婚相手の身辺調査があります。

その他にも初恋の人や同級生、なかには配偶者の浮気相手などと言うこともあります。

企業が雇用に関する素行調査をおこなう場合には、一定レベルの学力や一般常識だけではなく、自宅近くの評判や学生時代のトラブルなども調べることになり、特にリクルートスタイルになる前の容姿調査は重要なポイントとなります。

長く自社に勤めてもらいたいからこその丁寧な調査を希望するのは、企業にとっても大切な人だと認識しているからなのです。

取引先の代表者や担当者の場合には、自社にとってより良い条件に持ち込むための調査を希望し、またリスクを最小限に抑えるための利益のための調査となります。

一般的に必要としない情報であっても、時としては重要なこともありますので、細かい素行調査を必要とします。

当然ながら個人に対する調査よりも割高になりますが、リクエストに合わせた項目をしっかりと報告することで、費用対効果からみるとメリットが高くなるでしょう。

身辺調査で調べられる事は・・・

個人の調査も事実のみを調査することになりますが、結婚相手に対する場合には家と家の結びつきから、本人だけではなくご両親やご兄弟まで調査依頼されることが多く、特に宗教や政治などの項目は必須となっています。

もちろん親や兄弟に暴力団員がいたり現在刑務所に服役中であったり、政治思想の違いは本人と同じくらい重要なことですので、正確な調査が求められます。

以上の調査の場合には調査対象者がハッキリしていますので、調査にかかる時間が少なく費用的にも一定額でおさえることができますが、初恋の人や一目惚れの人だけでは人物を特定するだけでも時間と費用がかりますので、できるだけ多くの情報を事前に用意しておくと良いでしょう。

これ以外にもストーカー対策のための身辺調査などもあります。

一般的にストーカーとは見ず知らずの「誰か」が自分に付きまとっていますが、中止命令を出してもらうためにも相手の身元を調べる必要があります。

単に警察に相談するだけではなく、裁判所による司法の中止命令はストーカー対策の大きな手助けになりますので、民間調査機関としての探偵事務所を活用すると良いでしょう。

また法的機関の活用には提携する専門の弁護士事務所も紹介してくれるところもありますので、申し込み前の面談時に確認しておきましょう。